2月2日 勤労統計不正 軍拡競争 郵政失敗 その他 研究開発 市長辞任
【内容】
勤労統計不正 軍拡競争 郵政失敗 その他 研究開発 市長辞任
「政策の成果の偽装」(統計不正捏造)
金融緩和の目的は、物価を上げることです。しかし、金融緩和だけをしても、賃金が上がって消費が増えないと物価は上がりません。(また賃上げなき物価上昇では生活が苦しくなり景気は悪くなります。) 金融緩和やアベノミックスが成功するかどうかは、賃金が上がるかどうかにかかっています。しかし、政府の強い人事管理下にある厚労省が、賃金上昇を実際より高く見せていたということは、政府が政策の成果を偽装して国民によく見せていたことになります。(こんな政権を信頼してよいのでしょうか。) また、経済政策は、間違った統計を根拠に決定されていたことになります。これでは、日本の経済がよい方向に動くはずがありません。(安倍内閣には政権運営の資格がありません。) さらに、自民党や安倍総理は選挙演説で
、賃金が上がっているとウソをついて沢山の票を集めていたことになります。重要なところで国民を騙して政権を取るような総理や党に政治を任せてよいのでしょうか。□(このようなひどいことがあった場合には、今までの日本では、すぐに政権が転覆していたと思います。)□
「勤労データの捏造方法」
厚労省による勤労データの捏造(ねつ造)の方法は、ひどく最低だと感じました。サンプル調査で都合のよいサンプルだけを選べば都合のよいデータが出るのは当然だと思います。(もし大学の実験データの処理で、このようなことをしたら、単位は取れないと思います。理系失格だと思います。) このようなひどいことをするというのは、政権からの圧力か政権への忖度があったことが想像できます。官僚が、自分の能力を否定されるようなことを、みずからするはずはないと思います。□(2月2日)
「労働統計の不正」
役所側も、野党の勤労統計の処理方法のほうが正しいことを認めてしまいました。すると、実質賃金は下がっていることになります。しかし役所側は、実質賃金が下がっていることをはっきりとは認めませんでした。□ 厚労省は春闘の直前に、実質賃金がさらに高くなるような操作(間違い)をしているようです。これは、意図的に春闘の要求を下げようとしたと見なすのが普通の感覚だと思います。ここには、かなりの悪意が働いています。□ 現状では、役所も野党も実質賃金が下がったことを認めたようなものです。すると総理は、連合の統計にすがりつくしかありません。総理は、自分に都合のよい数値だけを見て強調します。しかし連合側は、自分の統計データの処理のほうが正しいと、強く主張してはいないと思います。名目賃
金が上がったことしか言っていないようです。(これは、総理が部下である役所の統計を信頼しなくてよいのかという問題にもなります。)□(1月31日)
「GPIFの損失」
安倍政権はGPIFによる、年金のバクチ的運用を拡大しました。しかし、貿易戦争や円高などによって、年金の損失は過去最大になったようです。本来なら、国民の貴重な貯蓄でバクチをするというのは、非常に不謹慎な行為だと思います。年金のバクチ的な運用はやめるべきだと思います。バクチ的な運用が正しいというのは、間違った経済常識だと思います。□(2月2日)
「ミサイルの軍拡競争」
[INF(中距離核戦力)条約]
米露のミサイル軍拡競争が激しくなりそうです。互いに相手が条約を破って軍拡していると非難しています。ゴルバチョフの時代から継続していた軍縮条約は、自然消滅することが決定しました。□ ただしこれは米露だけの問題ではありません。一番の原因は、中国(や北朝鮮)のミサイル配備の増加だと思います。これに対抗して米露もミサイル配備を拡大する動きになります。中国などには米露と違って、武士道や騎士道のような攻撃抑制的な精神がないのだと思います。むやみに攻撃だけをする新興の野蛮国のような位置づけになります。(中国は、始皇帝の秦のような性格に戻ったようです。中国には、米露の軍縮条約の仲間入りをする意思がないことがわかりました。)□(2月2日)
【他の話題】
◇「日本郵政の労働者」
日本郵政の契約社員8人が、正社員との待遇の差があるのは違法だとして訴えました。すると、大阪高裁も賠償を命じました。□ 郵政民営化によって、労働者は安くたくさん働かされる結果になったように見えます。労働者の観点から見たら、郵政民営化は失敗しているように見えます。(郵政を勉強すればするほど反対になるとは、自民党で反対した城崎議員の弁です。)□(1月25日)
◇「性別変更」
戸籍上の性別を、手術をしなくても変更できるような法律は、最近では国際標準のようになってきており、これができない日本は遅れているといいます。□(1月25日)
◇「三陸鉄道リアス線の開通が間近」(報道のみ) (JR山田線に8年ぶりに車両が走る)
三陸海岸の鉄道の不通区間、宮古-釜石間が、この3月23日に開通予定であり、その準備が着実に進行しています。開通によって、既存の南北の鉄道区間(リアス線)が繋がることになります。ここまで来るのに約8年かかっています。(開通によって南リアス線と北リアス線が繋がり、リアス線になります。不通区間は、開通予定日に、JR東日本から三陸鉄道に移管されるといいます。)□(1月29日)
◇「ガンの治療効果が向上」(報道のみ)
ガン治療の動物実験において、ノーベル賞になった免疫チェックポイント阻害剤に、光免疫療法とを組み合わせると、2~3割の治療効果が8割以上の効果に向上したといいます。これは単にふたつの効果の合計の結果ということではなく、相乗効果があるといいます。□(1月29日)
【訃報】
「ミシェル・ルグラン」(86) 仏の映画音楽の巨匠(作曲家・ピアニスト) 1月26日死去,1月27日記事,「シェルブールの雨傘(1964年)」「ロシュフォールの恋人達(1967年)」□
「フランシス・レイ」(86)仏作曲家,昨年11月9日に死亡記事,「男と女」「白い恋人達」□
※最近では立て続けにフランスの有名作曲家が亡くなっています。
「米沢富美子」(80) アモルファス(非晶質)の研究者,女性初の物理学会会長,(子連れ狼),テレビ出演あり,1月17日死去,1月19日記事,心不全□
【解説】「アモルファス(非晶質)」
氷などの固体は、規則正しい周期的な分子配列(すなわち結晶構造)をしています。しかしガラスなどには周期的な規則正しい分子配列がありません。これはどちらかというと、固体結晶というより、液体の分子配列に似ています。このような液体と固体(結晶)との中間のような物資を、アモルファス(非晶質)といいます。 周期的ではない構造は数学的に扱いにくく伝統的な理論的方法が適用できません。非晶質の理論的扱いは結晶とは全く別物になり、コンピュータ上で数値実験的に調べることもあります。□
□「日記」 車検の待ち時間に3日分の地方新聞に簡単に目を通し、無料の飲み物を3種類飲んだ。(読みと休憩を3回繰り返し、いつもとは違う雰囲気だった。) 気になる記事の項目は記憶し、意見を入力はしなかった。(地方新聞は、記事が短く、通信社の記事も目立つ。海外では日本の地方新聞のほうを高く評価するような動きもある。)□
□「現実的教養」 日本はドイツあたりを真似して、哲学のような教養を重視し、政治経済などの現実的な社会的教養は低俗なものとして馬鹿にされる傾向にあるという(藤原正彦氏)。駆け引きやメンツや嫉妬などの話は馬鹿にされる傾向にあるという。(この意味では、学校で新聞を教材にする動きはよいことだと感じる。)□ 深い専門能力以外に、広い視野や大局観も重要だろう。「教養とは、忘れた後に残るものである」(Aアインシュタイン)□
「病院の性格」 病院の上部の人間の性格にはいろいろあるようです。親の関係でも病院と付き合いがありました。「にこやかにほどほどに病気を見る。軽く楽しく病気を見る。楽しくからかいながら患者を見る。非常に恐縮するほど真剣に病気に向き合う。」など、色々なタイプがあるようです。□
「以下 別件」
【研究開発の心理一般】(最後に信じるのは自分)
◇インフルエンザの検査をしなくても、家族などの話を聞けば、多数の医者はインフルエンザと断定するのだという話がありました。また最近では、自分の撮った自信のある写真でも、ネットでイイネがついて初めて、よい写真だと安心するといいます(1月25日)。これは芸術一般に言えるように感じます。そして、売れるだけで、世間に受けるだけの絵画などを追求すると、自分の目的がわからなくなることもあるかもしれません。これは研究開発にも言えるように感じます。研究開発部門では、能力を発揮して売れる商品に結びつけることが最終目的のはずです。しかし、様々な中間管理職や、工場営業、学会産業界などの趣味や流行によるテーマ設定や人事評価が、目的を歪め、本来の目的を忘れさせることがよくあるように感じます
。
◇また、研究開発部門で能力査定がなくなると、大卒院卒でも、高卒レベルの単純作業で評価されることにもなります。本来なら、簡単に評価されそうなレベルの低い仕事で評価されようと目論む院卒に対しては、人事査定を下げるべきであり、このような習慣がない組織というのも問題だと思います。(能力を発揮した、努力をした、役立ち利益になる目的に向かった、などは、まずは自己評価を優先すべきだと思います。中間管理職は仕事の査定を趣味的にしかしないことがよくあります。役員のほうが仕事の真の目的をわかっていることがあります。)
◇専門分野の狭く深い膨大な知識を弾丸のように吐き出し大威張りし評価される人もちらほらと見られます。まるで、記憶がスポーツ競技のようです。最近では知識が簡単に手に入る情報環境があるために、膨大な知識への評価は少ないと思います。一部の役員が、このような社員を有り難がったことが間違いの始まりだった思います。(静かに落ち着いてじっくりと、問題解決を考えながら研究開発を進める姿勢も重要だと思います。本来なら、知識より、目立たない実行力のほうが重要なくらいだと思います。)
◇また、特定の狭い専門知識だけで威張り出世する人間がちらほらいると、この会社はこのような分野の製品しか研究開発してはいけないのだという雰囲気になり、他の新規の分野の製品の基本構想を考えるだけの作業でさえ、強く禁止されるような雰囲気になります。(製造部門は分野の異なる製品の研究開発を敵対視し禁止する雰囲気があります。また、広い視点や教養を無視し評価しません。しかし、一時期の社長は、新規製品の開発を大いに奨励しました。ただし、中間管理職や他の部署などが邪魔をして、社長や役員の考えが研究開発部門の下にはなかなか伝わらずに、相変わらず工場的な研究開発が大いに評価されました。)□
【独裁的リーダー一般の心理】
◇市長が、火をつけてでも土地を買えというような暴言を発っし、辞職しました(2月1日)。 どうも、大衆の多数決というのは、感情的で短絡的な暴言を好むようです。また大衆は、このような傲慢なリーダーを好むようです。) このような人気は、政治家でも企業管理職でも変わらないようです。これは、大衆民主主義の堕落や失敗のように見えます。)□
◇以下の項目は、リーダーには必須条件であるにもかかわらず、大衆がリーダーを選ぶ基準にはなっていないようです。「理性や知性や思いやり、大局観や広い視野や公平な判断力、小学生レベルの常識や道徳観など」(この欠落によって民主主義の社会は失敗します。そして一部の大金持ちだけのための政治が生まれます。あるいは、軍国主義者や職業軍人が好きに動き易いような社会になります。)□
◇「まとめ言い換え」 理性や知性や思いやりなどには、人気がなく、多数決で負けることが多いように感じます。反対に、感情や傲慢や暴言などには人気があり、多数決で勝つことが多いように感じます。これは、民主主義の堕落や失敗だといってよいと思います。これでは、経済的及び軍事的な独裁者の思う壺だと思います。□
◇「高学歴者の独裁」 東大出身の管理職は、私立出身者より成績だけはよいようです。(特に暗記科目が強いようです。) しかし中身は、仕事をあまりしないでできないで傲慢に威張りながら、周囲の足をひいてのし上がるのがうまいだけのことが多いように見えます。 東大出身であるにもかかわらず、理性や知性がないことを自慢して威張るような動きが見られ、不思議に感じます。東大も落ちたものだと言わざるをえません。(財務省次官の女性記者へのハラスメント発言も東大の中のエリートの恥だと言わざるをえません。) 知性や教養などは、独裁者の目の上のたんこぶだという主張を聞いたことがあります。独裁者というのは政治でも企業経営でも共通に、このような傾向を持つようです。□
◇「大衆心理」 また民衆一般は、理性や思いやりを欠き敵を作る傾向が強く、言葉や行為で敵を攻撃せずにはいられないことが非常に多いように感じます。(韓国や中国と日本との感情的な対立は、実際には、互いの国の大衆が相手の国を、鬱憤晴らしのように攻撃しているだけのように見えます。このような現象は、社内の部署間の対立でも見られます。互いに相手が悪いことをしていると、イチャモンをつけ合っているだけかもしれません。内部の個人を長くよく見て攻撃しているのではなく、部分的な偏見の噂を拡大して、全人格を攻撃否定することがあるように感じます。)□
勤労統計不正 軍拡競争 郵政失敗 その他 研究開発 市長辞任
「政策の成果の偽装」(統計不正捏造)
金融緩和の目的は、物価を上げることです。しかし、金融緩和だけをしても、賃金が上がって消費が増えないと物価は上がりません。(また賃上げなき物価上昇では生活が苦しくなり景気は悪くなります。) 金融緩和やアベノミックスが成功するかどうかは、賃金が上がるかどうかにかかっています。しかし、政府の強い人事管理下にある厚労省が、賃金上昇を実際より高く見せていたということは、政府が政策の成果を偽装して国民によく見せていたことになります。(こんな政権を信頼してよいのでしょうか。) また、経済政策は、間違った統計を根拠に決定されていたことになります。これでは、日本の経済がよい方向に動くはずがありません。(安倍内閣には政権運営の資格がありません。) さらに、自民党や安倍総理は選挙演説で
、賃金が上がっているとウソをついて沢山の票を集めていたことになります。重要なところで国民を騙して政権を取るような総理や党に政治を任せてよいのでしょうか。□(このようなひどいことがあった場合には、今までの日本では、すぐに政権が転覆していたと思います。)□
「勤労データの捏造方法」
厚労省による勤労データの捏造(ねつ造)の方法は、ひどく最低だと感じました。サンプル調査で都合のよいサンプルだけを選べば都合のよいデータが出るのは当然だと思います。(もし大学の実験データの処理で、このようなことをしたら、単位は取れないと思います。理系失格だと思います。) このようなひどいことをするというのは、政権からの圧力か政権への忖度があったことが想像できます。官僚が、自分の能力を否定されるようなことを、みずからするはずはないと思います。□(2月2日)
「労働統計の不正」
役所側も、野党の勤労統計の処理方法のほうが正しいことを認めてしまいました。すると、実質賃金は下がっていることになります。しかし役所側は、実質賃金が下がっていることをはっきりとは認めませんでした。□ 厚労省は春闘の直前に、実質賃金がさらに高くなるような操作(間違い)をしているようです。これは、意図的に春闘の要求を下げようとしたと見なすのが普通の感覚だと思います。ここには、かなりの悪意が働いています。□ 現状では、役所も野党も実質賃金が下がったことを認めたようなものです。すると総理は、連合の統計にすがりつくしかありません。総理は、自分に都合のよい数値だけを見て強調します。しかし連合側は、自分の統計データの処理のほうが正しいと、強く主張してはいないと思います。名目賃
金が上がったことしか言っていないようです。(これは、総理が部下である役所の統計を信頼しなくてよいのかという問題にもなります。)□(1月31日)
「GPIFの損失」
安倍政権はGPIFによる、年金のバクチ的運用を拡大しました。しかし、貿易戦争や円高などによって、年金の損失は過去最大になったようです。本来なら、国民の貴重な貯蓄でバクチをするというのは、非常に不謹慎な行為だと思います。年金のバクチ的な運用はやめるべきだと思います。バクチ的な運用が正しいというのは、間違った経済常識だと思います。□(2月2日)
「ミサイルの軍拡競争」
[INF(中距離核戦力)条約]
米露のミサイル軍拡競争が激しくなりそうです。互いに相手が条約を破って軍拡していると非難しています。ゴルバチョフの時代から継続していた軍縮条約は、自然消滅することが決定しました。□ ただしこれは米露だけの問題ではありません。一番の原因は、中国(や北朝鮮)のミサイル配備の増加だと思います。これに対抗して米露もミサイル配備を拡大する動きになります。中国などには米露と違って、武士道や騎士道のような攻撃抑制的な精神がないのだと思います。むやみに攻撃だけをする新興の野蛮国のような位置づけになります。(中国は、始皇帝の秦のような性格に戻ったようです。中国には、米露の軍縮条約の仲間入りをする意思がないことがわかりました。)□(2月2日)
【他の話題】
◇「日本郵政の労働者」
日本郵政の契約社員8人が、正社員との待遇の差があるのは違法だとして訴えました。すると、大阪高裁も賠償を命じました。□ 郵政民営化によって、労働者は安くたくさん働かされる結果になったように見えます。労働者の観点から見たら、郵政民営化は失敗しているように見えます。(郵政を勉強すればするほど反対になるとは、自民党で反対した城崎議員の弁です。)□(1月25日)
◇「性別変更」
戸籍上の性別を、手術をしなくても変更できるような法律は、最近では国際標準のようになってきており、これができない日本は遅れているといいます。□(1月25日)
◇「三陸鉄道リアス線の開通が間近」(報道のみ) (JR山田線に8年ぶりに車両が走る)
三陸海岸の鉄道の不通区間、宮古-釜石間が、この3月23日に開通予定であり、その準備が着実に進行しています。開通によって、既存の南北の鉄道区間(リアス線)が繋がることになります。ここまで来るのに約8年かかっています。(開通によって南リアス線と北リアス線が繋がり、リアス線になります。不通区間は、開通予定日に、JR東日本から三陸鉄道に移管されるといいます。)□(1月29日)
◇「ガンの治療効果が向上」(報道のみ)
ガン治療の動物実験において、ノーベル賞になった免疫チェックポイント阻害剤に、光免疫療法とを組み合わせると、2~3割の治療効果が8割以上の効果に向上したといいます。これは単にふたつの効果の合計の結果ということではなく、相乗効果があるといいます。□(1月29日)
【訃報】
「ミシェル・ルグラン」(86) 仏の映画音楽の巨匠(作曲家・ピアニスト) 1月26日死去,1月27日記事,「シェルブールの雨傘(1964年)」「ロシュフォールの恋人達(1967年)」□
「フランシス・レイ」(86)仏作曲家,昨年11月9日に死亡記事,「男と女」「白い恋人達」□
※最近では立て続けにフランスの有名作曲家が亡くなっています。
「米沢富美子」(80) アモルファス(非晶質)の研究者,女性初の物理学会会長,(子連れ狼),テレビ出演あり,1月17日死去,1月19日記事,心不全□
【解説】「アモルファス(非晶質)」
氷などの固体は、規則正しい周期的な分子配列(すなわち結晶構造)をしています。しかしガラスなどには周期的な規則正しい分子配列がありません。これはどちらかというと、固体結晶というより、液体の分子配列に似ています。このような液体と固体(結晶)との中間のような物資を、アモルファス(非晶質)といいます。 周期的ではない構造は数学的に扱いにくく伝統的な理論的方法が適用できません。非晶質の理論的扱いは結晶とは全く別物になり、コンピュータ上で数値実験的に調べることもあります。□
□「日記」 車検の待ち時間に3日分の地方新聞に簡単に目を通し、無料の飲み物を3種類飲んだ。(読みと休憩を3回繰り返し、いつもとは違う雰囲気だった。) 気になる記事の項目は記憶し、意見を入力はしなかった。(地方新聞は、記事が短く、通信社の記事も目立つ。海外では日本の地方新聞のほうを高く評価するような動きもある。)□
□「現実的教養」 日本はドイツあたりを真似して、哲学のような教養を重視し、政治経済などの現実的な社会的教養は低俗なものとして馬鹿にされる傾向にあるという(藤原正彦氏)。駆け引きやメンツや嫉妬などの話は馬鹿にされる傾向にあるという。(この意味では、学校で新聞を教材にする動きはよいことだと感じる。)□ 深い専門能力以外に、広い視野や大局観も重要だろう。「教養とは、忘れた後に残るものである」(Aアインシュタイン)□
「病院の性格」 病院の上部の人間の性格にはいろいろあるようです。親の関係でも病院と付き合いがありました。「にこやかにほどほどに病気を見る。軽く楽しく病気を見る。楽しくからかいながら患者を見る。非常に恐縮するほど真剣に病気に向き合う。」など、色々なタイプがあるようです。□
「以下 別件」
【研究開発の心理一般】(最後に信じるのは自分)
◇インフルエンザの検査をしなくても、家族などの話を聞けば、多数の医者はインフルエンザと断定するのだという話がありました。また最近では、自分の撮った自信のある写真でも、ネットでイイネがついて初めて、よい写真だと安心するといいます(1月25日)。これは芸術一般に言えるように感じます。そして、売れるだけで、世間に受けるだけの絵画などを追求すると、自分の目的がわからなくなることもあるかもしれません。これは研究開発にも言えるように感じます。研究開発部門では、能力を発揮して売れる商品に結びつけることが最終目的のはずです。しかし、様々な中間管理職や、工場営業、学会産業界などの趣味や流行によるテーマ設定や人事評価が、目的を歪め、本来の目的を忘れさせることがよくあるように感じます
。
◇また、研究開発部門で能力査定がなくなると、大卒院卒でも、高卒レベルの単純作業で評価されることにもなります。本来なら、簡単に評価されそうなレベルの低い仕事で評価されようと目論む院卒に対しては、人事査定を下げるべきであり、このような習慣がない組織というのも問題だと思います。(能力を発揮した、努力をした、役立ち利益になる目的に向かった、などは、まずは自己評価を優先すべきだと思います。中間管理職は仕事の査定を趣味的にしかしないことがよくあります。役員のほうが仕事の真の目的をわかっていることがあります。)
◇専門分野の狭く深い膨大な知識を弾丸のように吐き出し大威張りし評価される人もちらほらと見られます。まるで、記憶がスポーツ競技のようです。最近では知識が簡単に手に入る情報環境があるために、膨大な知識への評価は少ないと思います。一部の役員が、このような社員を有り難がったことが間違いの始まりだった思います。(静かに落ち着いてじっくりと、問題解決を考えながら研究開発を進める姿勢も重要だと思います。本来なら、知識より、目立たない実行力のほうが重要なくらいだと思います。)
◇また、特定の狭い専門知識だけで威張り出世する人間がちらほらいると、この会社はこのような分野の製品しか研究開発してはいけないのだという雰囲気になり、他の新規の分野の製品の基本構想を考えるだけの作業でさえ、強く禁止されるような雰囲気になります。(製造部門は分野の異なる製品の研究開発を敵対視し禁止する雰囲気があります。また、広い視点や教養を無視し評価しません。しかし、一時期の社長は、新規製品の開発を大いに奨励しました。ただし、中間管理職や他の部署などが邪魔をして、社長や役員の考えが研究開発部門の下にはなかなか伝わらずに、相変わらず工場的な研究開発が大いに評価されました。)□
【独裁的リーダー一般の心理】
◇市長が、火をつけてでも土地を買えというような暴言を発っし、辞職しました(2月1日)。 どうも、大衆の多数決というのは、感情的で短絡的な暴言を好むようです。また大衆は、このような傲慢なリーダーを好むようです。) このような人気は、政治家でも企業管理職でも変わらないようです。これは、大衆民主主義の堕落や失敗のように見えます。)□
◇以下の項目は、リーダーには必須条件であるにもかかわらず、大衆がリーダーを選ぶ基準にはなっていないようです。「理性や知性や思いやり、大局観や広い視野や公平な判断力、小学生レベルの常識や道徳観など」(この欠落によって民主主義の社会は失敗します。そして一部の大金持ちだけのための政治が生まれます。あるいは、軍国主義者や職業軍人が好きに動き易いような社会になります。)□
◇「まとめ言い換え」 理性や知性や思いやりなどには、人気がなく、多数決で負けることが多いように感じます。反対に、感情や傲慢や暴言などには人気があり、多数決で勝つことが多いように感じます。これは、民主主義の堕落や失敗だといってよいと思います。これでは、経済的及び軍事的な独裁者の思う壺だと思います。□
◇「高学歴者の独裁」 東大出身の管理職は、私立出身者より成績だけはよいようです。(特に暗記科目が強いようです。) しかし中身は、仕事をあまりしないでできないで傲慢に威張りながら、周囲の足をひいてのし上がるのがうまいだけのことが多いように見えます。 東大出身であるにもかかわらず、理性や知性がないことを自慢して威張るような動きが見られ、不思議に感じます。東大も落ちたものだと言わざるをえません。(財務省次官の女性記者へのハラスメント発言も東大の中のエリートの恥だと言わざるをえません。) 知性や教養などは、独裁者の目の上のたんこぶだという主張を聞いたことがあります。独裁者というのは政治でも企業経営でも共通に、このような傾向を持つようです。□
◇「大衆心理」 また民衆一般は、理性や思いやりを欠き敵を作る傾向が強く、言葉や行為で敵を攻撃せずにはいられないことが非常に多いように感じます。(韓国や中国と日本との感情的な対立は、実際には、互いの国の大衆が相手の国を、鬱憤晴らしのように攻撃しているだけのように見えます。このような現象は、社内の部署間の対立でも見られます。互いに相手が悪いことをしていると、イチャモンをつけ合っているだけかもしれません。内部の個人を長くよく見て攻撃しているのではなく、部分的な偏見の噂を拡大して、全人格を攻撃否定することがあるように感じます。)□
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